今の日本の医療システムでは医師免許さえ取得すれば、美容外科でも形成外科でもどの科目を標榜しても仕事が出来ます。しかし現実には卒後、一定の研修期間を経て医者として一人前になっていきます。やはり正規なトレーニングを受けた医師を探す必要があり、こんな時に必要になるのが専門医という資格です。
形成外科では4年間、日本形成外科学会が認める医療研修施設において形成外科に関わる研修を義務づけ、所定の専門医認定試験に合格した者が形成外科専門医となります。これは、顔を含め頭の先から足の先まで、形成外科で必要なトレーニングを受けてきた医師であることを証明しています。
そして日本美容外科学会(JSAPS)は日本形成外科学会の正会員によりその正会員が構成された会で、年3回の日本美容外科学会学術集会や、日本美容抗加齢医学会などに参加し、国際的には国際美容外科学会(ISAPS)ならびに東洋美容外科学会(OSAPS)などの学術集会を通じ、日々研鑽し高いレベルの治療を提供しております。さらに本学会正会員で美容外科に一定以上の経験があり、厳しい審査をパスされた医師だけが日本美容外科学会専門医となります。